恐怖!友だちの彼女の家から注射器が見つかった話

こんばんは…足立区ブロガーのポテトです。

 

今日は皆さんに、僕が高校一年生になった時に体験した

本当にあった怖い話をお伝えしたいと思います。

 

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始まり

先ず、友人の家で男三人、スマブラをやっていたことから物語は始まる。

ブゥゥゥ、ブゥゥゥと僕の携帯電話(当時はガラケーという概念すらない)が勝手に鳴った。

 

こわいなぁ…こわいなぁ…

って着信を見てみると、留年したクラスメイトの男だった。(要するに一歳上)

 

「もしもし…」

会話の内容は要約すると

「今女の子も入れてパーリーピーポーだから一緒にエンジョイしない?ふうぅぅぅぅう!!」

ということであった。

 

怖くなった僕は一緒にいた友人にそれを伝え

パーリーピーポーの仲間入りすることを決意した。(断じて女の子がいるからではない、断じて)

 

合流

そして僕らはとある真夜中の公園に集合した。

まるでこの世には存在しないものが出てくるのでないか………そのように思わせるなか、高校のクラスメイトが語った。

 

「俺さ、18歳の女と付き合ってんだけど、その彼女一人暮らししてるんだよ。ゲームもたくさんあるし、皆で行ってパーリーしない?」

と身震いするようなことを言ってきたのだ。

真夜中でもう終電はない。(というよりお金がない)

自転車で1時間近く、葛飾区に彼女の家はあるという。

しかも自転車の数と人数が合わない。結果2ケツである。

 

※良い子は真似してはいけないが、2ケツとは一台の自転車に二人乗るというおまわりさんに叱られる行為だ。

 

良くも知らない女を後ろに乗せ、こわいなぁこわいなぁ(重いなぁ重いなぁとは口が裂けても言えない)と呟きながら出発した。

 

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彼女の家

クラスメイトの彼女の家(エントランス)に着くと、彼女が出迎えてくれた。

プーさんに出てくるティガーの着ぐるみ(というのか)で

ファーストコンタクトで、知らない人が6人いる中で着ぐるみを着て出てくる女。

まさか妖怪の類い?

(ちなみに見た目としてはきれいなお姉さんである。僕のタイプではなかったが)

と怪しんでしまうのは無理もないはず。

 

そのまま妖怪の住まう世界へ案内される。

 

妖怪の住まう家はなかなか広かった。

そしてこの彼女は妖怪猫又(ただの雑種ねこ)を飼っているようだ。

僕らの足に頭や体をこすりつけられ、今にも食いちぎられるのではないかとひやひやしながらも奥へ進んだ。

 

当時の記憶なのではっきりしないが2LDK。

しかもリビングは確実に15畳はある広さである。

 

18歳で広さの家に一人暮らし。それがいかに難しいことであるか。その時の僕はただただ無知だったのだ。

 

そして、リビングにはプレイステーション2。ゲームがたくさん。

僕「うわ~い!」

僕らは完全に術中にハマっていたのだ…。

 

何かがおかしい

僕らは一度は帰ったが

後日あそびに行き、2週間ほど泊まった。(学校はずる休みである)

毎日毎日、ゲームをやったり、アツく語り合ったり、寝ゲロを処理したり(実話)

まさにカオス。

これをカオスと言わず、なんと言うのか分からないほど。

 

皆狂っていた。

キッチンの端っこで体育座りで「私なんか死んじゃえばいいんだ」と呟き続ける女

家の外の駐車場で、壁に頭を叩きつけながら「俺はバカだ」と呟き続ける男

 

僕は違和感を感じた。

「こわっ…」と

 

クラスメイトの彼女はそんな彼らに錠剤を進めた。

「落ち着いてよく寝られるよ」と3錠。

僕ももらった。

しかし、すぐトイレに流したのだ。怖かったから。

 

しかしその彼女、考えれば考えるほどにおかしいのだ。

漫画やゲームがたくさんある。家も立派

なのに2週間一度も仕事に行かないのだ。

 

これは本当に怖かった。

その彼氏も徐々に違和感を感じてきていた。

携帯電話を三台持ち、キャバクラをやっていると彼女は語った。

 

しかし、その事実はおそらく違うのだ。

おそらく、と言うのは今でも事実は知らないから。証拠があるわけでもないからだ。

 

彼氏が逃げた

この後も色々あった。

キャバクラでの客と彼女が会ったり(その現場に乗り込んだり)
その彼女の友だちがあそびに来たり(かわいかった)

 

なんだかんだその彼女のことが怖くなった僕の友だちは別れることを決意した。

しかし…
それを僕らには言わずに彼は逃げた…

 

そのあと何があったかというと………

 

彼女が僕らの前で手首を切ったのだ…

いわゆるリストカットだが、人の気を引くためのリストカット。
剃刀で

これはリアルに怖かった。

笑えない。

 

しかしこのリストカット、実は剃刀では基本的に致死量の出血はない。
お湯につけるなどをすると死に至るが、基本的には勝手に止まる。というまめ知識?である。

 

この時この彼女は暴露した。実は自分は18歳ではなく、25歳なのだと。

※なぜ僕らが騙されていたか、理由は後で語ることとする。

 

僕の中で「女ってこわいなぁ…こわいなぁ…」という言葉がリフレイン。

 

初めて見せられたリストカット。僕らは出てくる血の量にあたふたしながらもなんとか彼女をなだめた。

出ていった彼氏にはとりあえず戻ってきてほしいと伝えた。

 

そして落ち着いた彼女は眠いと言って寝室に消えていった。

数時間して、彼氏はまだ帰らず、僕が寝室に呼ばれた。

 

恐怖

彼女はベッドで横になっていた。

彼女「もっと近くにきて」

僕「俺彼氏じゃないし、あなたは人の彼女でしょう」

彼女「来ないと下も脱ぐよ」

 

下も?下も?ならもう上は?

 

動悸が激しくなる僕

ただただ怖くて部屋から抜け出した。

逃げる際に見たものは、床に落ちた一枚の布切れであった。

そう………初めから脱いでいたのだ。

女ってこわいなぁこわいなぁ…

 

その後

結局なんだかんだその彼氏と彼女はまたよりを戻した。

この彼女は男を切らすとだめな人種のようだ。

16歳の僕にとって恐怖でしかない。

 

僕らは逃げだした。

それからは平凡な生活を送っていた。

 

数ヶ月して………

 

電話

僕に一本の電話がきた。

その彼氏のほうからだ。

「いやー!万引きで捕まって鑑別入れられてたわぁ!ほんとまさかのパーリータイム!」

と、身震いするほど残念なことを言ってきた。こわっ。

 

詳しく聞くと

カップルで本屋の本を万引きしたら、普通に店員にバレたらしい。

 

そして警察のほうから

「お前と一緒に万引きしたのはこの女か?」

と彼女の中学生くらいの写真を見せられたとか。

中学生の頃から何度も警察の世話になっていたようだ。

 

しかも、今よりかなり見た目が劣っていたらしい。

なぜ25が18に見えたか…それは整形していたからだ。(まあ人の勝手だけど)

 

家宅捜索

それから経緯は分からないが家宅捜索されることになった。

僕らは本当にそうなのか家の近くまで行った。

そしたらパトカーが止まっており、本当に捜索していたのだ。

 

その時はわからなかったが

あとあと聞いた話によると注射器が見つかったらしい。

 

怖くなった僕たちは、お医者さんごっこのためのものとして思い込むこととした。

 

最後に

これは本当にあった嘘のような話である。

記憶は永遠ではないため、細かい部分は忘れていることもあるが(寝ゲロの処理については鮮明に覚えている)大まかなところはよく覚えている。

それだけ強烈で恐怖だったのだ。

 

今でも僕らは時々

恐怖の2週間として酒の席で語り合っている………

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